5つの動作モードを備えた高度な測定グレードのハンディ3Dスキャナー
Leap STは、高度なハンディ3次元測定ソリューションです。5つの動作モードを備えたコンパクトな高精度スキャナーであるLeap STは、その多用途性と可搬性により、航空宇宙、自動車、輸送機器、金属加工など、さまざまなワークフローや業界で役立ちます。
小型から中型の部品の要素を迅速に測定する超高速スキャン、複雑なオブジェクトのディテールを最大解像度で取得するための超高精細スキャン、大型のオブジェクトに対して最高の精度を維持するフォトグラメトリ、届きにくいエリアや深い穴に対して最大許容深度まで測定できるディープホールスキャン、検査が必要な大きな要素をデータ取得するのに理想的で、中型から大型の部品の最初のラフスキャンが必要な場合に最適な広範囲スキャンの5つのモードを備えています。
利点
迅速なセットアップ、正確な結果
さまざまな部品や組立部品をスキャンすることができるため、時間短縮とスキャン結果の信頼性の向上を実現します。部品をスキャンする前の準備時間と元の状態に戻す時間が短縮されることで、より多くの部品をより速くスキャンでき、処理能力が向上します。
高い多用途性
5つの動作モードにより、大型部品の測定が可能になるだけでなく、エンジンシャーシに見られる深穴や微細なディテールなど、複雑で手が届きにくい要素の測定も可能となります。追加の測定機器を使用する必要がなくなり、同じシステムでより多くの作業を実行できます。スキャナーには主要な測定ソフトウェアと直接互換性がありますが、利用可能なソフトウェア開発キット(SDK)を使用し、独自のソフトウェアや自動化された測定システムに統合することも可能です。
より速いスキャン
光学的な構成により、スキャンマーカー間の距離を広げることができ、部品にマーカーを貼り付ける時間を節約できます。測定器上で直接動作モードをシームレスに切り替えることで、スキャンを中断してコンピューターに戻ることなく、継続して対象物を正確にスキャンできます。
信頼性の高い結果
すべてのLeap STハンディ3Dスキャナーは精度と信頼性の高い基準を満たしています。厳格なVDI/VDE 2634規格に基づいて認定されたLeap STは、信頼できる正確な測定を保証します。ISO 17025認定校正試験所の認可を受けた最先端技術が、追跡可能で反復可能な結果を保証します。
短期間で習得可能
Leap STのソフトウェア統合により、利用方法の習得までに必要な期間を最小化できます。この製品は、CAM2ソフトウェアのエディションの一部であるFARO CAM2 Scan Professional ソフトウェアにおいて、スキャナーに対応しており、他の主要測定ソフトウェアとも互換性があります。どのソフトウェアを選択しても好みの環境で柔軟に部品を検査できるため、トレーニングやメンテナンスの追加コストを回避し、差別化されたスキルセットの必要性を減らすことができます。
用途
製造工程での部品検査
製造工程の上流で不具合を特定することは、再作業、ムダ、不良品を削減し、製造工程が公差内にあることを監視する必要性を減らすための重要な要素です。より少ないスキャンマーカーの貼り付け、より高速なスキャン、業界をリードする測定技術により、ダウンタイムを削減し、工程トレンドに関するインテリジェンスを得ることができます。部品や機械が許容公差外であるときだけでなく、その方向に向かっているタイミングも把握できます。Leap STを自動化測定ソリューションに統合することで、生産管理者は工程の自動監視を実現できます。
最終検査
自動車、船舶、航空機のタービン、または中型から大型の部品において、スキャンして品質管理を行い、すべての部品が公差内にあることを検証できます。Leap STを使用することで、手動でも自動でも、検査方法に関係なく、検査プロセスを迅速に完了して次のプロジェクトにスムーズに移行でき、時間とコストを節約できます。
リバースエンジニアリング
スキャンデータがなければ、複雑で入り組んだ形状の設計や検査は困難です。さらに、既存の部品には設計目的で再利用できるデジタル履歴がない場合があり、開発工程と市場投入が遅れることになります。Leap STを使用すると、複雑な形状を最小限のセットアップ時間で短時間で3Dスキャンでき、そのデータをリバースエンジニアリングやCADモデリングに活用して、市場投入までの時間を加速できます。